人が湿気に不快感を持つ理由とは?夏を乗り切る為の気構え

雑記

もうすぐ梅雨、そして夏が始まりますね。
夏は海や山へ行ったりバーベキューやキャンプをしたりと、人によっては嬉しい季節かもしれません。
しかし、私は夏が大嫌いです。
世界一嫌いな自信があります。
なので、今の時期は憂鬱で仕方ありません。
単純に暑いのが嫌いですし、日差しも嫌いです。
そして虫が嫌いというのも大きな理由の一つですが、何より不快なのは湿気です。
イメージ的には梅雨がじめじめしてる感じですが、夏に本番になってもずっと続きますよね。
ムワッとした蒸し暑さのせいで夏は本当にずーっとイライラしています。

そこで今回は、

何故人間は蒸し暑いと不快に感じるのか

その理由を半ばヤケクソで考えてみました。

不快指数

人は汗をかき、その汗が蒸発する際に熱を奪っていく事で体温を下げています。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなる為、このシステムが機能しません。
その為、気温が同じ30度だとしても湿度が高い方が蒸し暑く、より不快に感じます。
この不快感を数字で表そうとしたものが不快指数です。

では何故蒸し暑いと不快に感じるのでしょうか?
もちろん濡れてベタベタして気持ち悪いから、というのがその理由かと思いますが、何故ベタベタしていると気持ち悪いのでしょう。
身体がビショビショに濡れた状態でも、別にそこまで気持ち悪くはないと思います。

きっとそこには生物として何か深い理由があるはずです。

汗は進化の証

暑い時や激しい運動時に大量の汗をかく動物はヒトとウマ科の動物くらいなのだそうです。
同じ類人猿であるサルも、ヒト程にはかかないのだそう。
実は、汗をかく動物は意外と少ないんですね。

猿からヒトへ

その昔、森の中で暮らしていた類人猿には、熟していない果実を食べる事が出来る種類と出来ない種類がいました。
先に熟していない果実を食べられてしまう為、食料の入手が難しくなった種類は次第にその数を減らしていき、森の端へと追いやられていきます。
そんな中で生き残る為、ある系統の類人猿が食料を求めて森を出ました。
そう、我々人類の祖先です。
そしてその際に直立二足歩行へと進化していったと言われています。
二足歩行へ進化した理由は諸説ありますが、その進化に伴い体毛が少なくなっていったそうです。

生きる為に

森を出てサバンナに進出したヒトですが、生きていくのは簡単な事ではありません。
生き残る為には、食料を求め長距離を走り回りライバル達を出し抜き、見つけた獲物の元へ一刻も早く到着する必要がありました。
しかし、運動量が多くなると体温はどんどん上がっていき、熱に弱い脳をはじめ、身体の機能が低下してしまいます。
その為、身体の熱を効率的に下げる仕組みが必要になりました。
そうして身につけた能力が発汗機能です。
それは体毛が少なくなっていった事でより効果が発揮される事になります。
この能力によって、運動により上がり続ける体温を速やかに下げる事が可能となり、持続力を大幅に向上させる事に成功しました。
長距離・長時間の移動ができるようになった事で、過酷な生存競争を勝ち抜く事ができたのです。

まとめ

人類が今日まで生き残ることができたのはこの発汗機能のおかげと言っても過言ではありません。
つまり、生きる為に身につけたこの機能がうまく働かない状態というのは人間にとってまさに死活問題に直結する状態だという事です。
要するに何を言いたいかというと、

人類の成り立ちから見ても夏が嫌いなのは至極当然のことなんだ!!

・・・と、こう考えれば夏の憤怒も少しは紛れる気がしなくもありません。
こじつけも甚だしいですが、こんな風に正当化でもしないとやってられませんね。
気構えは大切です。
みなさんはどう夏を乗り切っていますか?

雑記
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妄転紀

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